【交通事故Column 37】
「交通事故と歩きスマホ」その1~3で、歩きスマホが交通事故を引き起こす原因となりうることをご説明しました。
今回は、歩きスマホによる交通事故を回避するため、「歩きスマホ」が習慣化してしまっているユーザー向けの対策についてお話します。
自治体や企業などにより、歩きスマホ防止に向けた啓蒙活動は行われていますが、歩きスマホを防止するために最も大切なことは、スマホ利用者一人ひとりが、歩きスマホの危険性をより理解することです。
歩きスマホをしないよう心掛けていても、着信音やメール受信音が鳴ると、無意識に歩きスマホをしてしまうことがあるでしょう。
そのような場合に役立つのが、センサーが歩きスマホを検知して、警告画面を表示してくれるアプリケーション(アプリ)です。
大手携帯会社の場合、NTTドコモでは「あんしんモード」アプリ、auでは「歩きスマホ注意」アプリ、ソフトバンクでは「STOP歩きスマホ」アプリなどが提供されています。
無意識にしてしまう歩きスマホを防止する対策として、このようなアプリの導入を検討されても良いかもしれません。
スマホ利用者で、歩きスマホの経験が全くないという方は、極めて少ないのではないでしょうか。
自分自身の不注意な行動によって交通事故に遭い、ケガを負ってしまうことは、とても残念なことです。
また、交通事故の相手方にも、多大な迷惑がかかってしまいます。
スマホは、大変便利な存在ですが、同時にさまざまな危険性も潜んでいることをよく理解した上で、安全に利用しましょう。
一人ひとりの責任ある行動が大切です。
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