【交通事故Column 34】
近年、スマートフォン(スマホ)が急速に普及しています。
その利便性により私たちは多大な恩恵を授かっていますが、残念なことに、社会問題となっている部分もあります。その1つが「歩きスマホが引き起こす交通事故」です。
街で行き交う歩行者を見れば、歩行者の多くが歩きスマホをしていることが分かります。
このような状況は、現在では当たり前のことのようになっています。
むしろ、歩きスマホを経験したことがないという人を見つける方が難しいかもしれません。
歩きスマホをしていると、周囲への注意を怠ってしまいがちです。
スマホに集中するあまり、必然的に、目の前の障害物に対し、十分に気を配ることができなくなるのです。
また、歩きスマホが引き起こす危険は、交通事故ばかりではありません。
歩きスマホをしていると、前方や左右を見て歩いていない分、他の歩行者にぶつかってしまうこともあるでしょう。
大抵の場合は、一言謝れば済む問題ですが、不運な結果を招くこともあります。
例えば、駅のホームで電車待ちの人に衝突し、ホームから線路に転落させ、大ケガを負わせたケースが報告されています。
このように、歩きスマホは、自分自身だけではなく他人をも巻き込んでしまう危険があります。
巻き込んでしまった相手が、幼い子供や、妊婦、高齢者であれば、危険はさらに高まります。
歩きスマホによって、様々な事故を引き起こす可能性があることを肝に銘じておきましょう。
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